「背骨を真っすぐにする」のではなく、「身体が本来の機能を発揮できる状態」を目指します。
側弯症とは、背骨(脊椎)が左右に弯曲した状態を指します。
原因は、先天性・特発性・機能性などさまざまであり、一人ひとり身体の状態は異なります。
当院では、側弯そのもの(骨の弯曲)を無理に矯正することを目的とはしていません。
特に成長期以降の構築性側弯では、脊椎の形状そのものを大きく変化させることは容易ではありません。
しかし、側弯によって生じる
- 首や肩の痛み
- 腰痛
- 背中の張り
- 疲れやすさ
- 呼吸の浅さ
- 身体の動かしにくさ
これらの症状は、関節・筋肉・神経の働きを整えることで改善が期待できます。
側弯で身体に起こること
背骨が左右へ弯曲すると、左右の脊椎関節や肋椎関節(肋骨と背骨をつなぐ関節)の動きに偏りが生じます。
すると、
- 関節が動きにくくなる
- 左右の筋肉の緊張バランスが崩れる
- 胸郭の動きが小さくなる
- 呼吸が浅くなる
- 身体の重心バランスが崩れる
といった機能的な問題が起こります。
身体はこのアンバランスを補おうとするため、一部の筋肉や関節へ過剰な負担がかかり、慢性的な痛みや疲労につながることがあります。
当院の施術で大切にしていること
当院では、「関節ムービング × ニューロリセット」という考え方をもとに施術を行っています。
関節や筋肉には固有受容器という身体の位置や動きを脳へ伝えるセンサーが存在しています。
側弯では、左右の関節や筋肉の動きに偏りが生じることで、この固有受容器から脳へ送られる情報にも左右差が生まれます。
すると脳は偏った情報をもとに身体をコントロールするため、
- 同じ筋肉ばかり使う
- 動きに左右差が生じる
- 姿勢が安定しない
- 呼吸運動が制限される
という悪循環が続いてしまいます。
当院では、関節の可動性を回復させながら固有受容器へ適切な刺激を与え、脳と身体の情報伝達をスムーズにすることで、左右の筋肉や関節が協調して働きやすい状態を目指します。
肋骨と呼吸へのアプローチ
側弯では肋骨の動きにも左右差が生じやすく、肋椎関節の動きが制限されることで胸郭全体の可動性が低下します。
その結果、十分に胸郭が広がらず、呼吸が浅くなる傾向があります。
当院では、
- 肋椎関節の可動性改善
- 胸椎の柔軟性向上
- 胸郭全体の運動性改善
- 呼吸に関わる筋肉の協調性向上
を目的とした施術を行い、無理なく深い呼吸ができる身体づくりを目指します。
呼吸が改善することで酸素を効率よく取り込みやすくなり、疲労感の軽減や身体の回復力向上にもつながることが期待できます。
当院が目指すゴール
当院が目指しているのは、「レントゲン上の角度を変えること」ではありません。
側弯によって生じた関節・筋肉・神経の機能的なアンバランスを整え、身体全体が効率よく動く状態へ導くことです。
その結果、
- 痛みの軽減
- 動きやすさの向上
- 呼吸の改善
- 姿勢の安定
- 疲れにくい身体づくり
を目指し、患者様が日常生活をより快適に送れるようサポートしています。
一人ひとり異なる側弯の状態を丁寧に評価し、その方に合わせた施術をご提供いたします。


03-5711-2635