頸椎からの痛みについて(首の痛み、肩、腕の痛みや痺れ、手指の痺れ、握力低下などの症状)
当院には頸椎関節のアライメント不調により発生する症状で多くの方が来院しております。主な症状としては肩・腕の痛み、または手・指の痺れ感や握力低下などがあります。これらの症状は頸椎関節に原因があることが多いのが特徴です。また頸椎アライメントと言っても頸椎だけで人の身体は全てが成り立っているものではなくカラダ全体のバランスが関係しています。例えばですが巻き肩が強い傾向の方は多くの場合、肩に頸部が引っ張られている状態で固定されている傾向が強いです。この状態が長く続くと首は傾き頭の重みが頸椎関節に集中して関節の隙間を狭くします。関節の隙間から神経が出ていますからこの状態ですと神経が圧迫されてしまいます。この状態が長期に渡ることで身体はなんとか神経圧迫を解放しようとして様々な姿勢を無意識に作りあげるようです。首からくる肩、腕の痛み、手、指の痺れなどは時間が経過するほど首から下の関節、筋肉が深く関係していきます。当院では首に負担のかかる身体的バランスにフォーカスしています。首に負担のかかる身体的特徴は具体的には肩関節、上部胸椎、股関節の回転軸、膝関節、足関節の捻じれなどがあります。
頸椎の神経走行について 簡単ではありますがここにイラストを掲載してみました。首から出ている黄色い線が神経と思ってください。頭の傾きによって神経が圧迫される状態がこのイラストから想像できると思います。赤で丸く囲っている部分が圧迫されると初期症状としては首の痛み、時間の経過とともに肩、腕、肘の痛み、やがては手指の痺れや握力低下などの症状が発生します。
当院の症状改善に向けての施術について
まずはこのような症状が発生した原因を探っていきます。神経が筋、関節を動かす指令を出していますからどの神経が指令を正常にだしていないのかを特定していきます。また握力を簡易的に測定して症状がない側と比較していきます。また頸部に負担のかかる姿勢バランスになっていることがほとんどですから身体全体の筋、関節の動きを確認していきます。頸部は脳からの指令を最初に受け取る場所ですからスムーズに指令を受け取ることが出来ないと首から下の筋、関節にも様々な症状を発生させることがあります。当院の施術は症状が発生している部位はもちろんですが関連する筋肉、関節においてもアップローチすることで早期症状改善を目指しています。
症状改善の目安について
・頸部周辺の筋肉の痛み→2週間に1回の施術で計3回～4回
(筋肉だけの症状は早期に改善していきます)
・肩、肘にかけての痛みと痺れ感→2，3週間に1回の施術で計5回～6回
(痺れは神経圧迫が原因ですから少し回復までお時間を必要とします。)
・手指の痺れ、握力低下→2，3週間に1回の施術で計6回～8回
(痺れと筋力低下は神経本来の働きが出来ていない状態ですからこの症状回復にはお時間を必要とします。)
